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たまに書きたいこと書く

growing days / misshe (dream sketcher)

 

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"growing days / misshe (dream sketcher)"

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9月頃。今年も由愛ちゃんの誕生日に曲を作ろうと思い、何をモチーフにするかを考えていた。

去年はデレステSSR[色とりどりのゆめ]をモチーフとしていた。その年で一番印象的だった由愛ちゃんのお仕事がデレステでの初SSR化だったからだ。特訓前の今までの仕事を回顧しつつもまっすぐこちらを見つめる姿から、過去と現在と未来を鮮やかな色で繋ぐような曲を作りたかった。そういったイメージから"vivid days"という曲を作った。

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今年はどうだろう。何が印象的だった?そう考えると2つ浮かんでくる。ひとつはモバマスでのドリフェス上位報酬SRの[ウォーミングスノー]だ。ただ、これに関してはもうやっちゃっていた。特訓後のカードから静かに雪が降り積もった後に注ぐ暖かな光のようなイメージが湧き、"silent snowfall"という曲を作っていた。

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ふたつめはデレステの「ススメ!シンデレラロード」で登場したSR[伸び盛りの景色]だ。由愛ちゃんが仲間のアイドルたちや訪れた町の人々の力を借りて仕事を成功させるという最高のストーリーがあり、由愛ちゃん自身の過去を振り返るようなエモ要素なんかもあり、"伸び盛り"が冠された名前に相応しいカードとお話が実装されている。

よし、これしかない。伸び盛りな今の由愛ちゃんにぴったりなイメージの曲を作ろう。爽やかで明るい、希望に溢れるような方向のサウンドにしたいな。伸び盛り…成長中…growing…前がvivid daysだったから、じゃあ曲名はgrowing daysにしよう!と、方向性と曲名だけは一瞬で決まった。

しかし、いざ曲を作り始めると案の定というか上手く作れずにボツを繰り返していた。根本的に明るい曲作るの苦手なんですよね。だけど、由愛ちゃんを想うからこそ明るい曲を作ろうと思えるのであり実際完成にまで至っているので、不思議と力が湧くような感覚がある。いや、正直なところ完成した曲を冷静に聴くとなんだか自分で作った感じがしないのだ。由愛ちゃんという存在が自分の力を引き出してくれている。盲信的すぎるかもだけど、そう思わずにはいられない。

 

「私の世界を伝える術を…教えてくれたから…。ありがとうございます」

そもそも、以前の私は人前で曲を発表するような人間ではなかった。描いた絵を見せるのを恥ずかしがり恐れていた昔の由愛ちゃんのような感情もあったし、他者の評価が要らないとも思っていた。自分が満足出来る曲をたまに作れればいい。それだけの創作をしていた。

しかし、成宮由愛という女の子に出会い、様々な姿に触れることで私は変わっていった。彼女の魅力を発信しようと行動していたし、それが自分なりの外に向けての表現だと気付いた。そして、発信したものに対して他者が介在することでより力を増すことがあるということも知った。

私は由愛ちゃんから"私の世界を伝える術"を教えてもらったのだ。そう気付かされたのが、上で挙げた由愛ちゃんの言葉だった。違う、違うんだ、自分が由愛ちゃんにもらったものがそれなんだ…ありがとうを言わなければいけないのは自分の方なんだ。

そして、以前よりは真面目に曲を作ろうと向き合う時間が増えた。自分の表現を諦めないことで由愛ちゃんにもらったものを返していこうと思ったし、アイドルとして進んでいく由愛ちゃんに追いつきたい、負けたくない…というような気持ちもある。

成宮由愛というアイドルは私にとって担当アイドルで、同時に恩人でもあり、目標でもある。

こうやって由愛ちゃんの誕生日に曲を作ることは、私なりのありがとうの気持ちだ。私と出会ってくれて、大事なことを教えてくれて本当にありがとう。拙い音楽ではあるが、私の想いをこの曲に託し、君へ届けたい。

…で、あわよくばこの曲が誰かに聴かれ好かれることも以前よりは望んでいる。そういう気持ちもあるので、由愛ちゃんのお誕生日を体よく利用してしまっているとも言えるかもしれない。…前段まででキメて止めておけばよかったのに割と台無しであるが、表現を他者に伝えたい気持ちも由愛ちゃんから教えてもらったことなので、まあ許してほしいという感じです、はい。

 

昔と比べるとシンデレラガールズへの熱も落ち着いてしまい、由愛ちゃんのPとして何かが出来ているかと言われると全然出来なくなってしまっている現状がある。ただ、もうすぐ由愛ちゃんの誕生日だぞっと思うことで動く自分が居て、種火のような炎が徐々に燃え盛るように曲が完成していくことに少し安心する感覚もあったりする。昔と同じではないかもしれないけど、確かに内にある炎は大事にしたいし、ここぞという時にはガンガン油を注いで心を大炎上させていきたいものだと思っている。

そんなわけで、growing daysという曲が出来ました。という話。

 

最後に、自分が言いたいだけの小ネタ。vivid daysからのgrowing daysということで、サビで3/4拍子から4/4拍子へシフトする展開であったり、(少し調整してはいるが)音色をいくつか使いまわしたりと継承曲としての立ち位置も意識している。あと、今回BPMは150に設定したがこれは由愛ちゃんの身長から拝借している。U149プラス1なんですよ、由愛ちゃんの身長。これ覚えて帰ってくださいね。(150が一番しっくり来たとだけというのは黙っておこう)